「普天間」重大局面なのに… 内輪もめの社民(産経新聞)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で、政府が米軍キャンプ・シュワブ(同県名護市)陸上部への1500メートル級滑走路建設を軸に日米事務レベル協議で具体化を進めようとする中、社民党内は大荒れの様相を呈している。県内移設は社民党には受け入れがたく、連立離脱という選択もあり得る中、同党が8日の政府・与党の沖縄基地問題検討委員会に提示する「県外」移設案をめぐって党内を二分する対立が深刻化。党分裂に発展する可能性さえ生まれている。(山田智章)

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 「党として決定もしていないし、個人案として出るのも非常に問題だ」

 社民党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は4日の党常任幹事会でこう述べ、阿部知子政審会長らがまとめた九州など日本国内の「県外」移設案を阿部氏の面前で非難した。

 福島氏の視線の先にいた阿部氏は、手元の資料を読んだり携帯電話をチェックするなど、福島氏と目を合わせることはなかった。

 社民党は、移設先として米領グアム、サイパンを本命視している。だが阿部氏や党沖縄基地問題対策プロジェクトチーム座長の照屋寛徳国対委員長=衆院沖縄2区=らは「国外案だけでは、普天間がブーメランのように沖縄に戻ってしまう」として、県外移設先の明記を唱えてきた。

 一方、福島氏や重野安正幹事長らは、県外移設先の具体名の明記に強硬に反対している。候補地を抱える地方組織の反発による今夏の参院選への影響を懸念しているためだ。実際、阿部氏らの作った原案に名前が挙がった長崎や佐賀など6県2支部が抗議の声をあげている。

 福島、阿部両氏の対立には、普天間問題だけでなく、党内の主導権争いも絡んでいる。今年1月の党執行部人事の際には、福島氏が阿部氏の政審会長留任を嫌って他の人物の起用を模索した経緯もある。

 参院では、民主党による自民党議員の切り崩しが進み、現在、与党は社民党抜きの民主党系会派だけで過半数に達している。議員数にかぎって言えば、民主党にとって社民党は「不要」になりつつある。

 鳩山政権が県内移設で決着をはかれば、県外・国外移設が“党是”の社民党は重い判断を迫られる。そんな重大な局面を迎えつつある同党内で、福島、阿部両氏の対立が混乱に拍車をかけている。

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by tb6zcvc3oh | 2010-03-08 14:59
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